2018年05月27日更新

肥満によって体脂肪はなぜ増える?

肥満とは体脂肪が必要以上に増えた状態を指します。
人間の身体は大きく分けて、水分と筋肉と体脂肪からできています。
体脂肪はエネルギーを貯蔵したり、内臓を保護するなど、生命活動に欠かせない重要な役割を行っています。

体脂肪は年齢とともに増える傾向にあります。
なぜなら、人間の基礎代謝量、すなわち心臓の拍動や呼吸など生命を維持するための活動に最低限必要になる消費エネルギーは、年齢とともに減少していくからです。

基礎代謝量で最も大きな割合を占めているのは筋肉で、年齢を重ねるとともに減っていきますが、逆に運動しない人は増えていくため、多くの人の筋肉量は減少してしまいます。
なのに若い時と同じような食生活を送っていると、慢性的な食べ過ぎや飲み過ぎの状態でカロリー過多に陥り、それが体脂肪となって蓄積されていきます。

また、食事を抜くなど不規則な食生活を送っていると、身体が危険信号を察知し、食事から得たエネルギーを脂肪分として蓄えようとしますが、これも体脂肪が増えてしまう原因です。
肥満ではないように見える人や、若い時と比べて体重が変化していない人でも、実は筋肉量が落ち、代わりに体脂肪が増えているので、見かけの体重は変わっていないだけというケースがよくあります。

体脂肪には、皮膚の下に蓄積される皮下脂肪と、内臓の周囲に付く内臓脂肪の2種類がありますが、より警戒しなければならないのは、内臓脂肪です。
生活習慣病に悪影響を及ぼすからです。
内臓脂肪は代謝が盛んで、血中の脂質濃度を高める要因になります。
また、すい臓から分泌されるインスリンの働きも鈍らせるうえに、脂肪細胞からは血圧を上昇される物質が分泌されます。
これらが進むと、高血圧や糖尿病、脂質異常症、さらにはこれらが重なってメタボリックシンドロームなどを招きやすくなります。
内臓脂肪型の肥満はさまざまな生活習慣病の原因となるので、注意が必要です。

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